デザイン

SubとFive: モダニズムを現代に取り込む。 独創的な芸術性。

Steven Saftig

Global Head of Editorial

Sonosの製品はすべて、どんな空間にも溶け込む時代を超えたデザインとなっています。しかし、美しさは色褪せない一方で、テクノロジーは着実に進化していきます。Sonosではこれを念頭に、歴史的に優れた建築として有名なエリオット邸にて新しいSonos SubとSonos Fiveをご紹介したいと考えました。フランク・ロイド・ライトのお気に入りだったR.M.シンドラーの設計によるこのロサンゼルスの住宅は、時代を超えたクラシックスタイルにモダンな最新技術を取り入れた好例です。

1920年代初頭、ルドルフ・シンドラーはフランク・ロイド・ライトの指示でロサンゼルスにやってきました。ライトは、自身が設計したかの有名なホリーホック邸の建設現場指揮をシンドラーに依頼したのでした。シンドラーとその妻は、自分たちが斬新で自由奔放なカウンターカルチャーの中心地にいることがすぐにわかりました。規範にとらわれない雰囲気の中で自信をつけたシンドラーは、自宅を設計する際に、当時人気が高かったスパニッシュ・コロニアル・リバイバル様式のトレンドに強い抵抗感を抱きました。アメリカで最初のモダニズム住宅としてよく引き合いに出されるシンドラー自邸は、シンドラーとその妻、建設者とその妻の4人のために建てられました。この家には、建築に対するシンドラーのユニークなアプローチが反映されています。プライベートスペースと共用スペースが共存し、屋内と屋外の生活空間がシームレスにつながっています。自らが創造した建築物の中で実際に生活する人のことを第一に考えるシンドラーの意欲は、後年、彼の保険代理人のために設計したエリオット邸に見事なほど顕著に現れています。

Sonos Sub next to couch
Sonos Five in white
Pair of white Sonos Fives

1930年に建てられたこの家はその後、作り付けの木製机とキャビネットが取り除かれ、プレハブキッチンを採り入れるなど、無思慮な改装が行われてしまいました。この家を現在の所有者、キャメロン・シルバーとジェフリー・シドニーが購入したのは2001年のことです。シルバーとシドニーは、レオ・マーモルとロン・ラドジナーと協力してこの歴史的な住宅を復元し、空間や照明、雰囲気に対するシンドラーのユニークなアプローチを保存することに努めました。そして、かつてシンドラーが行ったように、最新の家電製品や現代的な色など、最先端の建築法や資材の利点を最大限に活かしました。設計に元々備わっていた芸術性はそのままに、現代の生活に合わせて最新化するというこのアプローチにより、エリオット邸は新しいSonos FiveSonos Subを取り入れるのに最適な環境となったのです。

Sonos Five:極上のサウンドを響かせるHi-Fiスピーカー

音楽を最高に楽しめるパワフルなSonosスピーカー、新しいSonos Fiveは、鮮やかでクリアなサウンドで部屋を満たします。メモリや処理能力の向上などの内部改良に加え、ターンテーブルやCDプレーヤーなどのデバイスを3.5 mmライン入力ジャックからFiveに直接接続し、システム全体で聴くことが可能になりました。色褪せないデザインでどんなインテリアにもしっくり馴染むFiveは、ブラックに加えて新登場のホワイトもお選びいただけます。

Sonos Sub:ワイヤレスサブウーファーでディープな低音を

SubをSonosシステムにつなげると、サウンドの違いが聴こえるだけでなく、体感できるでしょう。Sonosスピーカーは、どれも重厚な低音を響かせるように設計されていますが、Subでは中音を重視し、さらに深みのあるサウンドを実現しています。また、Fiveと同様に、メモリや処理能力の向上によって最高のパフォーマンスをもたらし、今後のアップデートにも対応します。Subの中央に設置されている2つのフォースキャンセリングドライバーが振動をシャットアウトするため、歪みのないパワフルな低音が響きます。どこに置いても映えるデザインは受賞歴を誇り、スリムで彫刻的なボディとグロス仕上げが特徴です。縦向きにも横向きにも設置できるSubは、目立つように飾ることも、目につかないように隠すことも可能です。

太陽が沈む夕暮れに西側の窓から金色の光が差し込み、自然の温かい色が素敵なキッチンの木の壁を照らします。シルバーとシドニーが1日の中で一番好きな時間です。購入してから20年以上たった今でも、2人はルドルフ・シンドラーがこの家の細部に至るまで織り込んだ、考え抜かれたこだわりに感動を覚えています。新しいSonos Fiveについてはこちら、Sonos Subについてはこちらをクリックしてご覧ください。

続きを読む