ガイド

初心者向けのヘッドフォンクリーニングガイド

ブラックのSonos Aceヘッドフォンをケースから出している人

ヘッドフォンのクリーニングは簡単に思えるかもしれませんが、実際には手間がかかり、ストレスになる場合があります。ヘッドフォンは多くの人にとって大切なアイテムなので、強力な溶剤や過剰な水分によるダメージは、想像するだけでも不安になるかもしれません。

実のところ、ヘッドフォンのクリーニングは簡単なのです。手始めに、毛羽立ちのない清潔な布で毎日拭く習慣をつけましょう。しつこい汚れや臭いには、水と中性洗剤を使った簡単なクリーニング方法が効果的です。

ヘッドフォンのクリーニングに必要なもの

ヘッドフォンのクリーニングには、たくさんのアイテムや高価なものは必要ありません。おそらく、必要なものはすべて家にある可能性が高いです。

  • 水。ほとんどの場所では水道水でクリーニングできると思いますが、お住まいの地域の水質が硬水の場合はミネラルの成分が残ってしまうことがあるので、蒸留水を使用すると良いでしょう。
  • 少量の食器用洗剤。中性の食器用洗剤を使い、染料や香料の入ったものは避けてください。ヘッドフォンを傷つけたり、松や柑橘系の匂いが残ることがあります。
  • 柔らかくて糸くずの出ない乾いた布普通のふきんやマイクロファイバークロスなど、柔らかくて傷をつけにくい素材が適しています。布が清潔であることを確認し、ヘッドフォンを傷つけたり糸くずが残る素材は避けてください。

必要なのはそれだけです。特別な洗剤や掃除用のツールは使わなくても大丈夫です。言うまでもないですが、イソプロピルアルコールや塗料用シンナーなどの刺激の強い化学薬品や溶剤は不要です。このようなものは絶対に使用しないでください。必要がないだけでなく、ヘッドフォンの表面を傷つけてしまうことがあります。

斜めから見たSonos Arc Ultra(ブラック)のイヤーカップ
イヤーカップを外したSonos Aceヘッドフォン(ブラック)

ヘッドフォンのクリーニング方法:手順ガイド

まだヘッドフォンのお手入れに不安を感じていますか?ご心配なく。次にご紹介する簡単な5つの手順に従えば、ヘッドフォンのクリーニングはあっという間に終わります。

この手順はSonos Aceヘッドフォンを念頭に作成されましたが、他のオーバーイヤーヘッドフォンやオンイヤーヘッドホンにも使えます。(インイヤーイヤホンのクリーニング方法は、ユーザーマニュアルに従ってください。シリコンやフォーム製の取り外し可能なパーツがあり、アルコールで消毒できる場合があります。)

1.ヘッドフォンの電源を切り、電源プラグを抜く

電気と水は危険な組み合わせです。今回のように使う際は少量の水でも注意が必要です。ヘッドフォンのクリーニング前に電源をオフにしてプラグを抜くことで、予期しないダメージやショートを防ぐことができます。

2.洗浄液を作る

次に、水と中性洗剤を混ぜて、洗浄液を作ります。中性でも効果的な洗浄液を作るには、以下のように適切な割合で薄めてください。

  • 1カップ
  • 食器用中性洗剤小さじ¼

分量が正確でなくても大丈夫です。少量の洗剤でも十分に効果的な洗浄液を作ることができます。数滴でも足りるでしょう。補足として、ヘッドフォンのクリーニングには水1カップで十分です。

3.布地以外の表面をしっかり拭く

一般的なヘッドフォンにはさまざまな種類の表面があるので、お手入れには注意しなければなりません。プラスチックや金属など、硬くて非多孔性の外側表面はクリーニングが最も簡単です。まずはこのような表面から乾いた清潔な布でしっかりと拭き始めましょう。しつこい汚れには、中性洗浄液で布を湿らせて拭くと効果的です。

洗浄液を使いすぎないでください。布はしっかり汚れを拭き取れる程度に湿らせ、拭き取った後に水滴が残らない程度にしてください。クリーニングの際は、開口部や電源端子に水が入らないよう十分に気をつけましょう。電源端子に小さなごみや糸くずがついている場合は、柔らかいブラシで取り除いてください。奥に入りこまないように注意しましょう。

4.イヤークッションを取り外してクリーニングする

次に、イヤークッションを取り外します。これにより、ヘッドフォンのスピーカーを傷つけることなく、しっかりクリーニングできます。

イヤークッションは、布地以外のの表面と同じ洗浄液と方法でクリーニングできます。ここでのポイントは、イヤークッションはとても繊細な素材で作られている場合があるので、注意して取り扱うことです。Sonos Aceのイヤークッションはメモリーフォーム製で、上質なレザーに包まれているので、少量の洗剤と水がついても傷つきません。

5.乾かして組み立て直す

ヘッドフォンを組み立て直す前に、必要に応じてイヤークッションを外して別々に乾かしてください。水を吸収しやすい布地もあるので、完全に乾くまではヘッドフォンの電気部品から離れた場所に置いておいてください。自然乾燥でもよいですが、タオルで軽く叩くようにすると少し早く乾きます。

イヤークッションが乾いたら元の場所に取り付けて、サウンドを楽しみましょう。

屋外でブラックのSonos Aceヘッドフォンを着けて音楽を聴いている人

ヘッドフォンのイヤークッションの交換方法

適切にクリーニングしていても、いずれはイヤークッションが摩耗し始めます。イヤークッションは柔らかい素材で作られており、常に耳に触れるので、ヘッドフォンの中でも最初に劣化しやすい部品です。

交換できないクッションのヘッドフォンを使っている場合は、残念ながらこの不便さは避けられないことです。ヘッドフォンの愛用者である私たちにとってもこれは問題なので、Sonos Aceにはマグネットで簡単に取り付けられる交換可能なクッションを採用しました。自分に合ったヘッドフォンを選ぶにあたり、この点が気になっていた場合は、Sonos Aceをぜひお試しください。

ヘッドフォンのクリーニングでのNG

ヘッドフォンのクリーニングを過剰にやりすぎて、逆に問題が生じてしまうことがあります。ヘッドフォンをクリーニングする時は、次のことは絶対に避けてください。

  • 強力な化学薬品やアルコール系溶剤。このような溶剤は必要なく、ヘッドフォンの表面を傷つけてしまうことがあります。
  • 過剰な湿気ヘッドフォンの水没も問題となります。必要以上の水を使わないでください。電気部品に入ってしまうと性能に影響する恐れがあります。
  • マイクを掃除機でクリーニングする。内蔵マイクを搭載したヘッドフォンの場合のみ当てはまり、空気圧をかけすぎてダメージが生じる可能性があります。

Sonos Aceで澄みきったサウンドを楽しむ

Sonos製品は、どれも音質を重視して設計されています。Sonos Aceでは、毎日使うお気に入りのヘッドフォンの快適な付け心地にも重点を置きました。アクティブノイズキャンセリング機能や30時間のバッテリー駆動時間、枕のようなイヤークッションを備えたSonos Aceなら、外したくなくなるかもしれません。その他の特長:

  • カスタム設計のドライバーでオーバーイヤー型の利点が最大限に活かされ、超リアルで立体的なサウンドステージの空間オーディオを再現
  • 調節可能なヘッドバンドでビスポークフィット
  • 対応のSonosサウンドバーでテレビ音声を手軽に切り替え

これらの要素が組み合わされて、かつてないクリーンなサウンドが楽しめるのです。

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